【信号なし横断歩道、止まる県・止まらん県ランキング!大阪よ、なぜ止まらぬ】
更新日:2025/12/11
2025年10月、JAF(日本自動車連盟)が発表した全国調査によると、信号機のない横断歩道で歩行者が渡ろうとしている場面で一時停止した車両の割合は 56.7%。
これは調査開始以来、過去最高の数値です。

前年より3.7ポイント上昇し、47都道府県中35県で改善が見られました。
交通安全意識の高まりを示すポジティブな兆しですが、依然として 約4割の車両が停止していないという現実もあります。
大阪府の一時停止率は 35.5% で、全国平均を大きく下回り、 全国ワースト2位 という結果に。
これは交通量の多さや都市部特有の運転環境が影響している可能性があります。
☆停止率が高かった上位県は以下の通り:
・1位:長野県(88.2%)
・2位:岐阜県(78.0%)
・3位:福岡県(77.7%)
★一方、低かった県は:
・山口県(34.3%)
・大阪府(35.5%)
・福井県(35.8%)
- 道路交通法とドライバーの責務

道路交通法第38条では、「横断歩道に歩行者がいる場合、車両は横断歩道の直前で一時停止し、通行を妨げてはならない」と定められています。
歩行者がいるか不明な場合でも、停止できる速度で接近する義務があります。
- 歩行者にもできること

JAFは歩行者にも「渡りたい意思を示す」ことを推奨しています。
手を挙げる、アイコンタクトを取るなどの行動が、ドライバーの一時停止を促す効果があります。
この調査結果は、交通安全の意識が少しずつ浸透していることを示す一方で、
都市部ではまだ課題が残っていることを教えてくれます。
大阪府でも、さらなる啓発活動やドライバー教育が求められそうです。
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